トランプ大統領をノーベル平和賞の候補にと安倍首相
が推薦文を書いたらしい。
野党はこれを責めているが、日本の主権はアメリカに
あるのであって、北朝鮮の核開発問題も、拉致問題も、
日本の首相には何もできない。
外交の裏側には軍事力が張り付いているのであって、
憲法9条がある限り、米軍なしでは日本は北朝鮮と
対等な外交はできない。
その上、全身親米ポチ、従米ポチの日本の首相だから、
トランプのご機嫌をとるのは当たり前なのだ。
日本はアメリカの属国、朝貢外交をする身分なのだが、
それでいいと言っているのは日本国民である。
だが、米朝会談で、北朝鮮の核が廃絶されたわけでは
ないし、今後も北の核開発は続くのだ。
日本は何も平和になったわけではないのに、ノーベル
平和賞というのは、平和ボケが極まっている。
ベトナムで行われる次の米朝会談で、もし不可侵条約が
結ばれれば、100%金正恩の勝ち。
北朝鮮はイスラエルのように事実上の核保有国として、
今後も日本を脅かす存在になる。
第一次大戦後の「まやかしの平和主義」と同じ感覚が
北東アジアを覆って、北朝鮮は着々とナチスドイツと
同様の軍事力増強で、朝鮮半島統一の布石を打っている。
朝鮮半島統一があるとすれば、金王朝の独裁制しかない。
日米同盟なんて言っても、ノーベル平和賞なんか欲し
がるトランプ大統領は、日本の平和のためには何も
役に立たない。
日本も憲法に「戦力」を明文化し、かつ戦力を統制する
9条改正を行わなければ、番犬にもならぬアメリカの
属国化が進むばかり。
それが分かっているのに、野党は9条を変える勇気は
1ミリもない。
それならば、親米ポチの安倍首相を批判している野党
だって、政権を取れば同じようにアメリカのご機嫌取り
をするしかなくなるのだ。
安倍首相の「自衛隊明記」改憲なんか、何の意味もない
カスみたいな改憲案だ。
属国化推進改憲案に過ぎない。
その理由づけに、自衛隊員の募集を地方自治体が妨害
しているかのような嘘をつくしかないのだから、
ますます安倍改憲の「発議」も遠のいてしまった。
もう「発議」は無理だろう。
5月3日の「ゴー宣道場」の会場はキャンセルした。
10連休の最中、発議も出来ない憲法論議に、人が
集まるとは思えない。
5月は「ゴー宣道場」は休みとする。